2011/03/31

確かな一歩

きのうは百貨店の藤崎へ。
1Fにはいつも通り靴や婦人雑貨の他、各フロアから集めたワゴンいっぱいのベビー用品、
文房具、肌着が揃えられていた。
ややライトダウンした店内。上階では復旧工事が急ピッチで進められていた。

そんな藤崎で、定年祝いの紳士用靴下を購入。
店員さんによると、生活用品の中でも私のように定年祝いを目的として、
あるいは転勤のために靴下を新調する人が多いそう。

そして、営業再開当初は避難所から買いに来る方も。
今来ている上着だけでは寒さをしのげないからとジャンパーを求める方。
そんな方々のニーズに応えようと、震災前に返品した冬物から戻せる分を出し、
きのうは紳士用フリースが¥2,100だった。
着の身着のままスリッパで難を逃れた方は、靴を求めに来店。
より安い靴を探す足も燃料も足りず、とにかく「今」を必死に生きている。
お財布から購入した被災された方は、ここからがスタートなんです、と。
このお財布が支えに、今後の道しるべになるのだろう。

店頭では義援金を募る伊達武将隊の姿。
演舞にはひと際大きな拍手が鳴り響いていた。

わたし達は確実に一歩を踏み出している。



※藤崎本店一部営業再開  時間 午前10時~午後3時

㈱Taizoko 営業部員